いのちの水から風土と暮らしを学び

地域と国を考え実践する機関

山から森へ、野へ、そして海へ、再び雲となって山へ。 この水の循環を基盤として人間の生活圏を考え、なによりも大切だと考えるのが水系主義だと言われています。 世界のどの国でもどの地域でも、この水系を基本として成り立ってきました。 日本も例外ではありません。
近代以降の経済至上、効率至上の考え方はこの水系を切断し、本来生き物のすべてがよって立つ環境を壊し続けてきました。
時代は大きく回転をはじめています。 この失われた水系への視点を甦らせ、 その源である上流圏に光を当て、歩き、汗を流し、人々と語り合い、共感を得ること、 そして新たに本質的な価値、普遍的な価値を創造していくこと、 これが私たちの研究所の理念であり目標です。
この研究所のささやかな活動の成果が、ひろく全国の上流圏に生き続ける人々の共鳴を呼び、地域を越えて連帯を促すこと、さらに20世紀最後の遺産として、新しい世紀を切り開く思想と行動のひとつの模範になることを願っています。